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【題名のない読書会】 22年目の告白 - 私が殺人犯です (浜口 倫太郎)

タイトルの通り、1995年に発生した連続殺人事件の犯人と名乗る男が22年前の手記を出版します。
尚、1995年の事件当時に犯人を捕まえる事が出来ず、時効となったこの事件を今更になってなぜ手記を世間に発表することにしたでしょうか。



帝談社、名前は偉大そうですが弱小出版社に勤める女性の編集者「川北未南子」と偶然、バーに上記連続殺人事件の犯人と名乗る男「曽根崎雅人」と出会った事から話が進んでいきます。

連続殺人事件の犯人しか知り得ない手記の原稿を持つ曽根崎に引き寄せられ、気付くとどんどんと巻き込まれていき・・・。

22年前に犯人をあと一歩で取り逃がした刑事、殺人事件の目撃者で未だにトラウマを抱える書店員、様々な人が絡み合いながら物語は進んでいき、予想できない結末が待っています。
どんでん返しが好きな人は最終章でぜひ驚かされてください。

2017年に映画化されており、殺人犯を名乗る曽根崎雅人役は藤原竜也さんとの事です。
小説の中ではイケメン、知的とされていながらもどこか裏のある印象を受ける登場人物なので藤原竜也さんとイメージがぴったりではないでしょうか。
某番組ではクズな役しか回ってこないという事でしたが、今回も殺人犯という役回りでした。
映画から入ってみるのもいいのかもしれませんね。

22年目の告白-私が殺人犯です- (講談社文庫)

22年目の告白-私が殺人犯です- (講談社文庫)