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【活動報告】2019/9/29(日) 新宿駅の駅近で読書会

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夏もひと段落で、読書の秋です。

7名の参加者で朝早くのスタートでしたが全員そろいって感謝です!

上記の写真の通りで、今回は様々なジャンルを複数冊紹介してくれる参加者の方が多く、紹介本の数は過去最多でした。

今回お持ちいただいた本を紹介していきます。

インド人の謎 (拓 徹 )

インド人の謎 (星海社新書)

インド人の謎 (星海社新書)

なんでトイレは汚いのか?など、インドの日常に潜む謎について書かれています。

インドでは洋式のトイレがあることがステータスなのですが、インド人としては直に便座に座る洋式のトイレは不潔というジレンマを抱えているということでした。

インドのカースト制度や宗教観についても触れらている一冊です。

戸隠の忍者 (清水乕三)

戸隠のアンテナショップで参加者の方が手に入れたということでしたが一般には販売されておらず、Amazonには存在が確認できず、初は表示の写真、リンク無しとなります。

戸隠の忍者、忍術について書かれており、ツッコミどころあり、忍者ってすごいなと思う内容なので入手された方は確認してみてください。

忍者にも段位があるそうで調べてみたら本当にありました。

nin-do.jp

おとなのための動物行動学入門(今福 道夫)

おとなのための動物行動学入門

おとなのための動物行動学入門

利己的なイメージを持ちがちなコウモリですが、その実は利他的な動物と驚かされます。

ヤドカリ、チョウ、チンパンジーなど普段の生活で我々が知らない動物の行動について知ることができます。

今までの思い込みを吹き飛ばしてくれる内容です。

バリの賢者からの教え ~思い込みから抜け出す8つの方法~L’homme qui voulait etre heureux(ローラン・グネル)

バリの賢者からの教え (二見レインボー文庫)

バリの賢者からの教え (二見レインボー文庫)

バリからの帰国1週間に迫った主人公が現地の治療師に訪れ、思い込みの大きさについて教わります。

我々も思い込みに支配されていて、参加者の方から日常の思い込みネタで盛り上がりました。

意識は次元を超えて(星海 ケン)

意識は次元を超えて-NEUTRAL-

意識は次元を超えて-NEUTRAL-

物質が存在していない世界があるというスピリチュアルな内容となっております。

我々が普段みている物質世界とは異なる視点に気づかされる内容となっています。

聖夜(佐藤 多佳子)

聖夜 (文春文庫)

聖夜 (文春文庫)

牧師の父、パイプオルガンを引く18歳の男の子(主人公)といなくなった母親、これだけで様々なことが想像できてしまいそうな小説です。

ヤングアダルト、高校生向けで音楽とコラボしたシリーズの小説です。

音楽への表現も多彩で、学校生活の場面とともに楽しめます。

学校、音楽、家族とちょっと懐かしく感じている大人だからこそ読んだら当時を思い出せるのかもしれません。

存在の耐えられない軽さ(ミラン・クンデラ)

存在の耐えられない軽さ (集英社文庫)

存在の耐えられない軽さ (集英社文庫)

恋愛小説で、理屈だけでは説明できない男女の感情の揺れ動きが書かれています。

「言葉」によって、登場人物の心が揺れ動かされる、言われて嬉しい言葉を発したつもりが受け手によって感じ方が異なる言葉の難しさを感じます。

参加者の方がなんども読み返す本とおっしゃられており、手元に置いて繰り返し読みたくなる本当のことでした。

レプリカたちの夜(一條 次郎)

レプリカたちの夜 (新潮文庫)

レプリカたちの夜 (新潮文庫)

「鮭パーティーは中止になりました。」

今後、このワードを使うことはないとは思います。そんな不思議な世界観がこの本の魅力でもあります。

動物のレプリカ工場に勤める主人公と支離滅裂な周りのボケにツッコんでいく作品です。

夢の中の世界だからこそ笑えることもあるのかもしれません。

「カッパはロマンがあるから、絶対に絶滅させてはいけません。」はて?

いま世界の哲学者が考えていること(岡本 裕一朗)

いま世界の哲学者が考えていること

いま世界の哲学者が考えていること

IT革命は?資本主義は21世紀も同じように通用するのか?哲学者の視点から書かれています。

世界の哲学者が考えているAI、フィンテックといった新しい技術に対してどう考えていくのか、我々も考えさせられる1冊です。

湯神くんには友達がいない

最終16巻で完結、サンデーで連載しており、タイトル通り16巻まで主人公は高校生活で一人を貫いたとのことで、そこらの学園モノを想像していると裏切られる内容です。

連載期間、3年あまりも1人を貫きながらも団体競技の最たる野球部に入るなど周りを振り回す行動も面白いです。

長期休みに一気読みしたい漫画です。

ゲームの企画書

ゲームの企画書(2) 小説にも映画にも不可能な体験 (角川新書)

ゲームの企画書(2) 小説にも映画にも不可能な体験 (角川新書)

桃太郎電鉄ダービースタリオンなど有名ゲームが企画された当初どのようにゲームバランスが決められたかなどについて書かれています。

桃太郎電鉄は人生ゲームみたいなスゴロクのようなゲームで最下位はボンビーというキャラが取り憑いてプレイヤーの邪魔をしてきます。

当初はゲームバランス上無くすべきという意見もある中、理不尽があった方が盛り上がるとのことで導入、今では欠かせないキャラクターです。

そんな、ゲームの企画書の裏話も垣間見れます。

百年の孤独(ガブリエル ガルシア=マルケス )

百年の孤独 (Obra de Garc´ia M´arquez)

百年の孤独 (Obra de Garc´ia M´arquez)

同名の、しかも外国人の名前という日本人にとっては大変読みづらい小説とのことでしたが、コロンビアの架空の村、一族の話とのことです。

一族が隆興し、没落していくところまで書かれており、難解ですが不朽の名作とのことです。

ミノタウルスの皿(藤子F不二雄)

藤子先生の短編集です。食物連鎖の頂点の人間が逆転した星に故障で不時着、はたして、自分の価値観が正しいのか?と感がさせられるちょっとダークな短編です。

表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬 (若林 正恭)

まだ共産主義の雰囲気が残るキューバに一人旅をするオードリー若林のエッセイ。笑えたり、考えさせられたりする1冊です。

最後に

今回は、前回よりも30分早めにはじめましたが時間ギリギリで、参加者の方のおかげで盛り上がる回となりました。


参加者比率:男性4名、女性3名
参加回数:リピーター3名、初参加4名


初参加でもリピーターでも読書好きならみんなが楽しめる雰囲気を目指して、次回もぜひご参加ください。

www.meetup.com

次回の開催につきましては上記meetup上より確認、参加表明いただけると嬉しいです。

最後までご覧いただきましてありがとうございました。